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2019

5/07

歯周病と心臓疾患の関係性


 

動脈硬化により心筋に血液を送る血管が狭くなったり、ふさがってしまい心筋に血液供給がなくなり死に至ることもある病気です。

歯周病は、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患です。歯と歯肉の境い目(歯肉溝)の清掃が行き届かないでいると、そこに雑多な細菌が停滞し(歯垢の蓄積)歯肉の辺縁が『炎症』を帯びて赤くなったり、腫れたりします。そして、進行すると歯周ポケットが形成され、歯を支える土台(歯槽骨)が溶けて、歯が動くようになり最後は抜歯しなければいけなくなってしまいます。
そして、歯周病は歯を失うだけではなく、歯周ポケット内で起こる細菌と生体との戦いにより様々な物質を産生し、それが細菌とともに生体内に侵入し全身疾患に悪影響を与えることが最近分かってきました。

歯周病原因菌などの刺激により動脈硬化を誘導する物質が出て血管内にプラーク(粥状の脂肪性沈着物)が出来血液の通り道は細くなります。プラークが剥がれて血の塊が出来ると、その場で血管が詰まったり血管の細いところで詰まります。

血圧、コレステロール、中性脂肪が高めの方は、動脈疾患予防のためにも歯周病の予防や治療は、より重要となります。